情熱と受難。ギターで描く“PASSION”の世界!

鈴木大介ギター・リサイタル
PASSION
~ラテン・パッションへの巡礼~

ギターという楽器に特別な愛着を抱いていた武満徹が最晩年に出会い「今まで聴いたことのないようなギタリスト」と評したことで注目を集めた鈴木大介は、日本を代表するクラシック・ギタリストとして精力的に活動を続け、現代音楽や知られざる名曲の紹介者、ジャズ・タンゴ・映画音楽等の名アレンジャーとしても知られております。

札幌Kitaraでのリサイタルは今回が3回目。これまで映画音楽や武満作品を取り上げ、味わい深いトークを交えたステージが多くの聴衆の共感を呼び、高い評価を得てきました。

今回は「ラテン・パッションへの巡礼」と題し、スペインと南米の音楽を中心に聴きごたえのあるプログラムをお届けいたします。お楽しみに。

タイトル 鈴木大介ギター・リサイタル PASSION ~ラテン・パッションへの巡礼~
日時 2025年4月5日 (土) 13:00開演 (12:30開場)
会場 札幌コンサートホール Kitara小ホール
料金

全席指定 ¥5,000 (税込)

※車椅子席 ¥2,000(オフィス・ワンで取り扱い)

※未就学児の入場不可

※1/17 (金) 発売

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予定曲目

●ナルバエス:皇帝の歌 / ‘牛を見張れ’の主題による変奏曲

●J.S.バッハ:サラバンドとシャコンヌ〜無伴奏ヴァイオリン・パルティータ第2番BWV1004より

●タレガ:ムーア風舞曲 / アラビア風奇想曲 / アルハンブラ の思い出

●アルベニス:アストゥリアス / セビーリャ

●モンポウ:歌と踊りNo.13 ‘鳥の歌’

●ヴィラ=ロボス:前奏曲第3番‘バッハへの讃歌’ / ガヴォット・ショーロ / ショーロス第1番

●バリオス:大聖堂

●ジョビン:イパネマの娘 / ディサフィナード / ジェット機のサンバ

●カブラル(ディアンス編):群衆

●ピアソラ:アヴェ・マリア / アディオス・ノニーノ

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コード [Pコード] 287-877 [Lコード] 11476

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~ラテン・パッションへの巡礼~

パッションという言葉は、「情熱」であるとともに、キリスト教では「受難」にもあてられます。このプログラムでは、スペインと南米の音楽を中心に、最もスペイン起源の特色が濃厚な舞曲形式によるバッハ作品と、‘祈り’に関連した作品を織り交ぜ、プログラム全体が大きなストーリーになるよう配慮しました。

鈴木大介

鈴木 大介(ギター)Daisuke Suzuki, Guitar

鈴木大介

© Nobuo MIKAWA

作曲家の武満徹から「今までに聴いたことがないようなギタリスト」と評されて以後、アンサンブルとコンチェルトを含む膨大なレパートリーでの、明晰な解釈力と洗練された技術など、多くの点で常に注目を集めている 。

1992年、スペイン・バルセロナのマリア・カナルス国際コンクールで第3位、93年のアレッサンドリア市国際ギター・コンクールでは優勝を果たした。

現代音楽の初演も多く、武満徹作曲「森のなかで」「スペクトラル・カンティクル」の世界初録音を始め、これまで、池辺晋一郎、西村朗、猿谷紀郎、伊左治直、林光、酒井健治、渡辺香津美ら多くの作曲家による新作を初演している。

近年はタンゴやジャズ、また自作品によるライヴ演奏も行い、2016年に録音が発売され、翌年出版もされた「12のエチュード」他の自作品も絶賛された。また多くの名曲のアレンジは録音でもコンサートでも好評で、内外のギタリストにも提供され、各地で演奏されている。

美術館でのコンサートも数多い。特に都立現代美術館での「田中一光展」(2003年)、国立新美術館での「オルセー美術館展」(2010年)、ブリヂストン美術館での「ドビュッシー、音楽と美術展」(2012年)では、展示作品のテーマに即したプログラムをプロデュースし、大きな話題となった。

30作以上ある斬新なレパートリーと新鮮な解釈によるアルバム制作はいずれも高い評価を受け、『カタロニア讃歌~鳥の歌/禁じられた遊び~』は2005年度芸術祭優秀賞(レコード部門)を受賞。2011年の板倉康明指揮 東京シンフォニエッタと初演した西村朗「天女散花」のライヴ盤は同年度のレコード・アカデミー賞現代音楽部門を受賞した。

2021年9月アールアンフィニ レーベルからの発売の最新作 『ギターは謳う My Guitar’s Story』では、武満徹編のポピュラーソング集「12の歌」を20年ぶりに再録。ディアンス編のシャンソンや自編のジャズ・スタンダードとピアソラ作品を併録している。

武満徹の映画音楽をギター(またはギター・デュオ)のために原曲のスコアからアレンジするプロジェクトを1999年より継続的に行っており、これまでに3タイトルのCD(『どですかでん』『夢の引用』『森のなかで』)を発表。

楽譜は現代ギター社から『12のエチュード』『キネマ楽園 ギター名曲集』『Daisuke Suzuki The Best Collection for Guitar solo』を発売。2021年2月には、武満徹没後25周年を記念して、『武満徹 映画とテレビ・ドラマのための音楽 鈴木大介によるギター編曲作品集』が日本ショットより出版された。

横浜生まれ。洗足学園音楽大学客員教授。ギターを市村員章、福田進一、尾尻雅弘の各氏に、作曲を川上哲夫、中島良史の両氏に師事。ほかに、ザルツブルク・ モーツァルテウム音楽院においてエリオット・フィスク、ホアキン・クレルチの両氏に師事。
第10回出光賞、第56回芸術選奨新人賞を受賞。

公式ウェブサイト https://www.daisukesuzuki.com/

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