公演情報

PDF表面:ヴィキングル・オラフソン ゴルトベルク

PDF裏面:ヴィキングル・オラフソン ゴルトベルク

画像をクリックすると拡大表示

グレン・グールド以来の衝撃!
21世紀のピアノ界をリードする鬼才がついにゴルトベルクに挑む!

ヴィキングル・オラフソン ゴルトベルク

タイトル ヴィキングル・オラフソン ゴルトベルク
日 時 2023年12月6日(水)19:00開演(18:30開場)
会 場 札幌コンサートホール Kitara小ホール
料 金

全席指定 ¥6,000 (税込)

※未就学児の入場不可

曲 目

●バッハ:ゴルトベルク変奏曲 BWV988(全曲)

リンク

ヴィキングル・オラフソン公式HP

ユニバーサルミュージック

ツアーサイト

コード [Pコード] 250-015 [Lコード] 11952

≫チケット購入方法はこちら

今、最も注目されているアーティストの一人であるアイスランド出身のピアニスト、ヴィキングル・オラフソンの札幌公演が決定いたしました。2019年以来、2度目の札幌リサイタルとなります。

前回、ラモー×ドビュッシー×「展覧会の絵」というユニークなプログラムで聴衆を魅了したオラフソンが、今回はバッハの「ゴルトベルク変奏曲」全曲演奏という待望のプログラムに挑みます。並外れたテクニックと稀有な表現力でバッハの傑作がどのように演奏されるのか、期待が高まります。

ニュー・アルバム『J.S.バッハ:ゴルトベルク変奏曲』は、10月6日(金)にリリースされることが決定、「ユニヴァーサルミュージック」のサイトからご視聴いただけます。

「この作品を録音することは25年来の夢だった」

「ゴルトベルク変奏曲は壮大な“オークの木”のようであり、壮大ではあるものの、どこか有機的で、生き生きとしていて、活気に満ちていて、その形は敏感で再生力があり、その葉は、形而上学的な時間を曲げる光合成によって、崇拝する者のために音楽的な酸素を絶え間なく生み出しています。」

ヴィキングル・オラフソン

 今から5年前の2018年、ヴィキングル・オラフソンが初めて日本でバッハを弾いた夜の興奮は、今でもはっきりと覚えている。ヴィキングルは、さまざまな前奏曲やカンタータを曲の長短に関係なく調性の連関によって独自に配列し、それらの小品を曲間なしに繋げて演奏していった。すると、バッハという名の川のせせらぎ(ドイツ語でBach)が切れ目なく押し寄せる大海の波へと変わり、モダン・ピアノ演奏のあらゆるテクニックを詰め込んだ巨大な音の大伽藍が目の前に現れた。彼のバッハの演奏では、40分近いピアノの大作を一気呵成に聴き通すボリューム感と、万華鏡のように色とりどりに変化していく小品を味わっていく繊細な喜びが、何の矛盾もなく共存していた。わかりやすく言えば、ヴィキングルは《ゴルトベルク変奏曲》の音符を1音も弾くことなしに、《ゴルトベルク変奏曲》でしか味わえないと思われてきた醍醐味を見事に表現していたのである! であるならば、実際に《ゴルトベルク変奏曲》を弾いたら、いったい何が起きるのだろうか。アリアと30の変奏からなるこの長大な変奏曲から、いったいどんなドラマを新たに見いだし、それを表現していくのだろうか。数年前からヴィキングルが準備していた《ゴルトベルク変奏曲》全曲演奏について、これだけは確実に言える。おそらくそれは、我々にコペルニクス的転回を迫るような演奏、バッハという作曲家そのものや《ゴルトベルク変奏曲》という曲そのものの見方が完全に変わってしまうような演奏となるだろう。歴史的大事件を目撃する機会を、逃してはならない。

前島秀国(サウンド&ヴィジュアル・ライター)

ヴィキングル・オラフソン(ピアノ) Víkingur Ólafsson, piano

ヴィキングル・オラフソン

© Markus Jans

アイスランド出身で、現在、最も注目されているアーティストのひとりであるピアニスト、ヴィキングル・オラフソンは、最高レベルの音楽性と先見性のあるプログラムを見事に融合させ、世界中の音楽ファンに深いインパクトを与え続けている。ドイツ・グラモフォンに録音したフィリップ・グラス・ピアノ作品集(2017)、ヨハン・セバスチャン・バッハ作品集(2018)、ドビュッシー&ラモー(2020)、モーツァルト&コンテンポラリー(2021)は、聴衆と評論家の想像力を捉え、4億回以上のストリーム再生を誇り、ジェルジュ・クルターグの作品を中心にした最新アルバム『From Afar』も高い注目を集めている。
すでに、世界のトップ・オーケストラ、コンサートホール、フェスティバルで高い成功を収めており、コンテンポラリーな作品の演奏でも高い評価を得ている。2022/23シーズンには、フィルハーモニア管、コンセルトヘボウ管、チェコ・フィル、ニューヨーク・フィル、ベルリン・フィル、クリーブランド管、ロンドン・フィル、ベルゲン・フィル、トロント・フィル、モントリオール響など世界の一流オーケストラとの共演を行っているほか、彼の才能は舞台芸術のみならずテレビとラジオでいくつかの自作シリーズを発表しており、BBCラジオ4の主要な芸術番組「Front Row」で3ヶ月間アーティスト・イン・レジデンスを務め、レイキャビックのハルパ・コンサートホールからロックダウン中に生放送を行い、世界中の数百万人のリスナーに届けた。これまでに、ショック賞(スウェーデン)、「グラモフォン」アーティスト・オブ・ザ・イヤー(イギリス)、オーパスクラシック賞(ドイツ)、「BBCミュージック・マガジン」アルバム・オブ・ザ・イヤー(イギリス)など世界各国で複数の賞を受賞。

≫スケジュール一覧にもどる