尺八の新たな魅力を拓く第一人者として邦楽のみならず幅広いジャンルで活躍中の藤原道山、5オクターブのマリンバを自在に操り唯一無二の世界観でメロディーを奏でるSINSKE。
「尺八とマリンバだけでオーケストラのような多彩な響きを生み出せるはず」そんな二人の想いからスタートしたデュオ活動も10周年を超えました。
今回は、没後30年を迎えたタンゴの革命児「アストラ・ピアソラ」の名曲の数々を中心にお届けいたします。
藤原道山 (尺八演奏家)
初代山本邦山に師事。東京藝術大学卒業、同大学院音楽研究科修了。安宅賞、江戸川区文化功績賞、松尾芸能賞新人賞、「季(TOKI)-冬-」で平成30年度文化庁芸術祭優秀賞、KOBUDO-古武道-として台湾・金曲奨(Golden Melody Awards)「最優秀編曲賞」、令和二年度(第71回)芸術選奨 文部科学大臣賞を受賞。これまでにCD、映像作品等多数リリース。伝統音楽の演奏活動及び研究を行うと共に、「藤原道山×SINSKE」の他、チェロ・ピアノとの「KOBUDO -古武道-」や尺八アンサンブル「風雅竹韻」といったユニット活動、さまざまなミュージシャンとの共演を積極的に行う。映画『武士の一分』にゲスト・ミュージシャンとして参加したほか、『敦』『マクベス』(野村萬斎演出)、『ろくでなし啄木』(三谷幸喜演出)、スーパー歌舞伎Ⅱ(セカンド)『ワンピース』『オグリ』(四代目市川猿之助主演)などの舞台音楽、吉永小百合氏の朗読アルバム「第二楽章 福島への思い」の音楽監修も手がける。NHK「にほんごであそぼ」にレギュラー出演中。小学校及び中学校音楽教科書 (教育芸術社)の執筆・編集、出演や後進の育成など普及・教育活動にも力を注ぐ。現在、都山流尺八楽会所属・大師範。都山流道山会主宰、日本三曲協会、江戸川邦楽邦舞の会会員。東京藝術大学音楽学部准教授。
http://www.dozan.jp
SINSKE (マリンバ奏者)
桐朋学園大学音楽学部打楽器科、ベルギーのブリュッセル、アントワープ両王立音楽院各打楽器科を首席で卒業。マリンバ奏者・クラシック打楽器奏者として欧州にて6年間活動を続け、ベルギー放送交響楽団等、オーケストラとソリストとして共演する他、「第3回世界マリンバコンクール」準優勝を始め、多数の国際コンクールにて入賞する。その後2003年にCDデビューと同時に帰国、ポップスからクラシックまで幅広い音楽性で国内外のコンサートホールでの演奏活動を展開。近年、日本舞踊協会の新作公演「創国紀」の音楽・演奏を担当するなど、ジャンルを問わず活動の幅を広げている。これまでにテレビ朝日「題名のない音楽会」「関ジャム 完全燃SHOW」、NHK Eテレ「ムジカ・ピッコリーノ」、NTV「心ゆさぶれ!先輩ROCK YOU」等のテレビ番組、新聞、ラジオなど各メディアにて度々取り上げられ注目される。2016年11月SONY mobile「Xperia」WEB CMに出演。2018年8月CDデビュー15周年を迎え記念コンサートを浜離宮朝日ホール、福岡シンフォニーホールなどで開催、ヤマハ打楽器親善大使に就任。2019年5月J R東海 TVCM「そうだ 京都、行こう。」苔と新緑編の演奏を担当。2020年には打楽器アンサンブル「音舞人 -On My Beat-」を立ち上げ”日本や世界の踊れる音楽を打楽器で奏でる”をコンセプトに活動をスタートさせる。
https://www.sinske.jp/