公演情報

PDF表面:千住真理子&ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団

PDF裏面:千住真理子&ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団

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千住真理子デビュー40周年記念

古都ドレスデンが誇るヨーロッパ屈指の名門オケと共演!

千住真理子&
ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団

指揮:ミヒャエル・ザンデルリンク  ヴァイオリン:千住真理子

タイトル 千住真理子&ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団
日 時 2015年6月29日(月) 7:00pm開演(6:30pm開場)
会 場 札幌コンサートホール Kitara大ホール
料 金

S ¥13,000(会員 ¥12,000) / A ¥11,000(会員 ¥10,000)
B ¥9,000(会員 ¥8,500) / C ¥7,000 D ¥5,000  [税込]

※(  )内は会員料金 (SABのみ)

※CD席・車椅子席 売切れ

出 演 ミヒャエル・ザンデルリンク(指揮)、千住真理子(ヴァイオリン)、ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団
曲 目
  • ●ベートーヴェン:序曲「フィデリオ」
  • ●メンデルスゾーン:ヴァイオリン協奏曲 ホ短調
  • ●サラサーテ:「ツィゴイネルワイゼン」
  • ●ベートーヴェン:交響曲第5番ハ短調「運命」
リンク
コード [Pコード] 252-381 [Lコード] 12987

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幅広い分野で多彩な才能を発揮している人気ヴァイオリニスト千住真理子が、2015年にデビュー40周年を迎え、ドイツの名門ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団との共演で記念コンサートを行います。

千住真理子は、2歳よりヴァイオリンを始め、全日本学生音楽コンクール小学生の部優勝、パガニーニ国際コンクール最年少入賞等、幼いころから注目を集めてきました。一時は、「天才少女」と呼ばれるストレスなどから、ヴァイオリンを離れ、音大ではなく、慶應義塾大学哲学科へと進み、話題となったこともありますが、再びプロへの道を志し、国内外で高い評価を得ました。

特に、2002年秋、ストラディヴァリウスの中でも黄金期に制作された最高傑作と言われ、300年もの間、弾かれることなく眠っていた幻の名器“デュランティ”との運命的な出会いにより、演奏家としてあらたなステージを歩み始めました。

“デュランティ”との出会いについて、千住は、次のように語っております。

「私の手元に来るまで、ほとんど弾かれたことのない楽器だったので、自分の弾いた音がそのまま伝わります。いままで使っていた楽器とは、音の出し方、音楽の作り方、すべてを変える必要がありました。今までのような小細工は利かずむしろ邪魔です。なにもかも、ゼロに戻って1からやり直すことになりました。人生観も変わりました。私のところにきてくれた楽器にたいして、誠意を持って接するために、全身全霊をかけたい。私の今から先の人生すべてを、音楽にかけてもまだ足りないくらいだと思います。必死になって私のすべてをヴァイオリンに捧げているところです。」

今回は、ヴァイオリン名曲中の名曲「メンデルスゾーンの協奏曲」と「ツィゴイネルワイゼン」というプログラムで千住の奏でる“デュランティ”の音色をじっくりお楽しみください。

共演のドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団は、1870年創立以来140年以上にわたりドイツ伝統の響きを守る名門オーケストラとして歴史を刻んできました。

2011/12年シーズンより首席指揮者を務めるミヒャエル・ザンデルリンクは、長年チェリストとして活躍、欧米各地の著名オーケストラと共演して世界的な成功を収めましたが、十数年前から指揮者として活動を始めるとすぐに頭角を現し、ドイツ随一の人気指揮者となりました。20世紀ドイツの巨匠として知られるクルト・ザンデルリンクを父に持つ音楽一家で育ち、ドレスデンフィルとの黄金コンビは、熱い注目を浴びております。

今回は、千住真理子との共演の他に、これぞドイツの真髄とも言えるベートーヴェン「運命」という究極のプログラムで、黄金コンブならではの伝統の響きを御堪能いただきます。

■千住 真理子(ヴァイオリン) Mariko Senju (Violin)

千住 真理子

2歳半よりヴァイオリンを始める。全日本学生音楽コンクール小学生の部全国1位。NHK交響楽団と共演し12歳でデビュー。日本音楽コンクールに最年少15歳で優勝、レウカディア賞受賞。パガニーニ国際コンクールに最年少で入賞。慶應義塾大学卒業後、指揮者故ジュゼッペ・シノーポリに認められ、87年ロンドン、88年ローマデビュー。国内外での活躍はもちろん、文化大使派遣演奏家としてブラジル、チリ、ウルグアイ等で演奏会を行う。また、チャリティーコンサート等、社会活動にも関心を寄せている。

1993年文化庁「芸術作品賞」、1994年度村松賞、1995年モービル音楽賞奨励賞各賞受賞。

1999年2月、ニューヨーク・カーネギーホールのウェイル・リサイタルホールにて、ソロ・リサイタルを開き、大成功を収める。

2002年秋、ストラディヴァリウス「デュランティ」との運命的な出会いを果たし、話題となる。

2014年はハンガリー国立フィルハーモニー管弦楽団とのツアーを行い、好評を博した。2014年11月には最新アルバム「千住真理子ベスト」をリリースした。2015年はデビュー40周年を迎える。

コンサート活動以外にも、講演会やラジオのパーソナリティを務めるなど、多岐に亘り活躍。著書は「聞いて、ヴァイオリンの詩」(時事通信社、文藝春秋社文春文庫)「歌って、ヴァイオリンの詩2」母との共著「母と娘の協奏曲」(以上時事通信社)「命の往復書簡2011~2013」(文藝春秋社)など多数。

千住真理子オフィシャル・ホームページ

■ミヒャエル・ザンデルリンク(指揮者) Michael Sanderling (Conductor)

ミヒャエル・ザンデルリンク

ベルリン出身。幼い頃にチェロを学んで音楽の道を志す。クルト・マズアによりライプツィヒ・ゲヴァントハウス管弦楽団のチェロのソリストに選ばれ、後にベルリン放送交響楽団でも同じポストについた。欧米各地の著名なオーケストラとチェロのソリストとして共演し、世界的な成功を収めている。10年ほど前(2001年)に指揮者としての活動を始めるとすぐに頭角を現し、チュリッヒ・トーンハレ管弦楽団、バイエルン放送交響楽団、ベルリン・コンツェルトハウス管弦楽団、シュツットガルト放送交響楽団、ドレスデン国立歌劇場管弦楽団、オランダ・フィルハーモニー管弦楽団、ベルリン放送交響楽団、ライプツィヒMDR交響楽団、ハノーファー北ドイツ放送フィルハーモニー管弦楽団、ザールブリュッケン放送フィルハーモニー管弦楽団、ストラスブール・フィルハーモニー管弦楽団などの著名なオーケストラに頻繁に招かれている。なかでもケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団との活動は、ケルン歌劇場のプロコフィエフ作曲《戦争と平和》('11年)での指揮に結びついた。2006~10年にはポツダム・カンマーアカデミーの首席指揮者と芸術監督を務め、外国公演を指揮し、SONYクラシカル・レーベルにてショスタコーヴィチ作品を録音している。

若手音楽家の指導、支援にも意欲的で、ドイツの最も有名なユース・オーケストラのひとつであるドイツ弦楽フィルハーモニーの音楽監督を務めている。1994年にベルリンのハンス・アイスラー音楽大学のチェロ科教授に就任し、1998年以降はフランクフルト・アム・マイン音楽舞台芸術大学で教鞭を執っている。

ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団とのつながりは25年ほど前にさかのぼる。'87年、'90年、'94年にチェロの客演ソリストを務め、2004年に初めて指揮を受け持った。そして'11/12年シーズンに首席指揮者に就任した。

■ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団 Dresdner Philharmonie

ドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団

2010年に、創立140周年を迎えたドレスデン・フィルハーモニー管弦楽団は、創立以来、それぞれの時代の名だたる指揮者たちと活動してきた。1930年代に世界的な名声を得たのは、パウル・ファン・ケンペンのリーダーシップによるところが大きい。この時期の成長により、アルトゥール・ニキシュ、ヘルマン・アーベントロート、ハンス・クナッパーツブッシュ、フリッツ・ブッシュ、エーリッヒ・クライバー、ヨーゼフ・カイルベルトなどの世界的な指揮者たちの客演が実現した。第二次世界大戦後のオーケストラ再建期においては、ハインツ・ボンガルツが首席指揮者として多大な貢献を果たしている。その他の指揮者では、首席指揮者時代に活躍したクルト・マズアの名があげられる。

'94/95年シーズンは、世界的に定評のあるミシェル・プラッソンが首席指揮者を務め、コンサートのプログラムでもフランスの重要な作曲家に焦点が当てられるようになった。'99年にプラッソンが退任すると、2001年に彼に劣らない名声を得ているマレク・ヤノフスキがその後継者となる。ドイツの伝統を継承し、あらゆる世界一流の演奏会場で世界的なオーケストラと共演してきた経験豊富なヤノフスキの参加は、ドレスデン・フィルにとってたいへん歓迎すべき転機となった。

'03/04年シーズンにはラファエル・フリューベック・デ・ブルゴスが首席客演指揮者に迎えられ、1年後に首席指揮者に就任する。世界のトップ・オーケストラを指揮してきた経験とカリスマ性をもつ彼と、ドレスデン・フィルとのパートナーシップは大成功で、ドレスデンやツアーでのコンサート、世界各国で発売されたCDの高い評価につながった。

'11/12年シーズンより、ミヒャエル・ザンデルリンクが首席指揮者を務めている。

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