凛として輝き続ける、孤高のピアニスト!
イングリット・フジコ・ヘミング ピアノ・リサイタル2015
タイトル | イングリット・フジコ・ヘミング ピアノ・リサイタル2015 |
---|---|
日 時 | 2015年6月21日(日) 7:00pm開演(6:30pm開場) |
会 場 | 札幌コンサートホール Kitara大ホール |
料 金 |
完 売 |
曲 目 | リスト:ラ・カンパネラ 他 (詳細未定) |
リンク | |
コード | [Pコード] 252-379 [Lコード] 12989 |
ファン待望のフジコ・ヘミングのリサイタルが、今回オフィス・ワン協力コンサートとして実現いたします。
技巧上の完璧さを目指す昨今の風潮とは一線を画す、独自の演奏スタイルは、これまで日本のクラシック音楽界で賛否両論の評価を受けましたが、その人気は衰えることなく続き、ドラマティックな人生や愛に溢れた人柄の魅力への共感と共に、どこか懐かしくロマンティックな演奏が多くの人々の心を捉えてきました。プログラムはまだ調整中ですが、“フジコ現象”とも言われてきた、その演奏の魔力をたっぷりとお楽しみください。
イングリット・フジコ・ヘミング(ピアノ) Ingrid Fuziko Hemming
スェーデン人建築家の父と日本人ピアニストの母を両親としてベルリンに生まれたフジコ・ヘミングは、5歳の時に日本に移住、母の指導でピアノを始め、その才能を開花させます。東京藝術大学卒業後日本で活動をしていたフジコのショパンとリストを聴き、来日中のサムソン・フランソワが絶賛、その後、ベルリン国立音楽大学へ留学、ベルリン、ウィーンを拠点にヨーロッパ各地で演奏活動をおこないますが、当時無国籍者であったという事情もあり、貧困と孤独のもとに大変苦しい状況が長く続きました。彼女の演奏に感銘を受けたレナード・バーンスタインの後押しもあって、やっと開催されることになったウィーンでの演奏会直前に聴力を失うというアクシデントに見舞われ、さらに苦難の時代は続きますが、1995年日本へ帰国、1999年NHKで放映されたドキュメンタリー番組「フジコ~あるピアニストの軌跡」が大反響を呼び、一躍注目を浴びます。
現在、左耳は40%回復し、国内外で活発な演奏活動を続け、聴くものの心を捉えて離さない唯一無二の演奏と共に、波乱に富んだ運命を凛とした姿勢で受け入れ、音楽や生き物への愛に溢れた生き方が、多くの人々の共感を呼んでおります。