真摯に、そして繊細に紡ぐピアノ・ソナタの名曲
外山啓介ピアノ・リサイタル2014
タイトル | 外山啓介ピアノ・リサイタル2014 FAVORITE PIANO SONATAS |
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日 時 | 2014年9月12日(金) 7:00pm開演(6:30pm開場) |
会 場 | 札幌コンサートホール Kitara大ホール |
料 金 |
A ¥3,000 (¥2,700) B ¥2,500 (¥2,250) [税込] ※( )内は会員料金 ※車椅子席 ¥1,000 (オフィス・ワンで取り扱い) ※未就学児の入場不可 |
曲 目 | ●モーツァルト:ロンド イ短調 K.511●モーツァルト:ピアノ・ソナタ第11番 K.331「トルコ行進曲付」●ベートーヴェン:ピアノ・ソナタ第8番「悲愴」●リスト:愛の夢 第3番●リスト:ピアノ・ソナタ ロ短調 |
リンク | |
コード | [Pコード] 229-519 [Lコード] 18728 |
2007年ショパンアルバムで華麗なデビューを果たし、大型新人として話題をさらった札幌生まれのピアニスト外山啓介が第8回目の全国ツアーを行います。
昨年は、ベルギーにてフランダース交響楽団定期演奏会に出演してヨーロッパ・デビューを果たした他、国内では、NHK交響楽団との共演、最新CD「展覧会の絵」が「レコード芸術」誌の特選盤に選ばれる等、着実に実力派ピアニストへの道を歩んでおります。
今回は「FAVORITE PIANO SONATAS」と題し、モーツァルトのソナタ第11番、ベートーヴェンの「悲愴」、そして、“ロマン派ピアノ・ソナタの最高傑作”といわれる難曲、リストのロ短調のソナタに挑みます。
今回は、3人の大作曲家の名作ピアノ・ソナタをプログラミングしました。
モーツァルトの、誰もが耳にしたことのある「トルコ行進曲」を終楽章に持つ「第11番」と1曲目の「ロンド」は、同じイ音を主音とした長調と短調です。その対比もお楽しみ下さい。
ベートーヴェン自らが標題をつけた「悲愴」は、一説によると音楽家にとって致命的な病を患ったことによる深く大きな悲しみが込められているとも言われている傑作です。
後半はリスト。甘美な「愛の夢」から、最後は「ロ短調ソナタ」。膨大な数の作品を残したリスト唯一のピアノ・ソナタであり、およそ30分にも及ぶ大作にもかかわらず単一楽章で書かれており、当時の音楽界に賛否両論、非常に大きな影響と波紋を与えた革新的な作品です。
リストが最も充実した時期に、批判を恐れず自分自身を思うままに表現したこの作品を全国ツアーで取り上げることは、私自身にとって30歳の節目としての大きな挑戦です。
少しずつ異なる時代を生きた作曲家の代表的な、そして大好きな名曲を演奏出来る機会に恵まれたことを、心から幸せに思います。
皆様と会場で素敵な時間を共有できることを楽しみにしております。
外山啓介
外山啓介 Keisuke Toyama, piano
札幌市出身。5才からピアノを始める。
2004年、第73回日本音楽コンクール第1位。併せて増沢賞、井口賞、野村賞、河合賞、聴衆賞を受賞。
2006年、東京藝術大学卒業。2008年よりドイツ(ハノーファー音楽演劇大学)留学を経て、2011年東京藝術大学大学院を修了。洗足学園音楽大学非常勤講師。
2007年1stアルバム『CHOPIN:HEROIC』をリリース。サントリーホールを始め全国各地で行なわれたデビューリサイタルが完売するなど、新人としては異例のスケールでデビュー。
2008年2ndアルバム『インプレッションズ』のリリースと同時に、全国でリサイタル・ツアーを行ない各地満席。
2009年ワルシャワ国立フィルハーモニー管弦楽団とショパンのピアノ協奏曲を共演。3rdアルバム『ラフマニノフ』をリリース(「レコード芸術」誌特選盤に選出)。
2010年、4枚目のアルバム『幻想ポロネーズ』をリリース、同時にショパン生誕200年を記念するオール・ショパン・プログラムでのリサイタル・ツアーを全国で実施。12月31日には「東急ジルベスターコンサート」に出演(テレビ東京系にて全国ネット生中継)。
2011年、過去4枚のアルバムから選曲した『外山啓介BEST』を発売し、全国各地でベートーヴェン・プログラムによるリサイタル・ツアーを実施。
2012年Kitaraホール(札幌)でのニュー・イヤー・コンサートに出演、リサイタル・ツアーではムソルグスキー「展覧会の絵」をメインにすえたプログラムを全国で展開。
2013年フィリアホール(横浜)のニュー・イヤー・コンサートに出演、ベルギーにてフランダース交響楽団定期演奏会に出演しヨーロッパ・デビュー、NHK交響楽団との共演がNHK Eテレにて全国放送される。7月には最新CD『展覧会の絵』をリリース、「レコード芸術」誌特選盤に選出された。
これまでに、NHK交響楽団、東京フィルハーモニー交響楽団、日本フィルハーモニー交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、読売日本交響楽団、札幌交響楽団、など多くのオーケストラと共演している。植田克己、ガブリエル・タッキーノ、マッティ・ラエカリオ、吉武雅子の各氏に師事。
その繊細で色彩感豊かな独特の音色を持つ演奏は各方面から注目を浴びている。